
プログラマーの仕事の一つとして選べる働き方として派遣社員になる方法があります。
プログラマーとしての強みは、高い専門性とスキルにあるといっても差し支えありません。
派遣社員でいろいろな部署を渡り歩くことで、いろいろな分野での専門性を身につけてどんな仕事がやって来てもこなせるような人材となることが期待されます。
派遣のメリット
派遣のメリットは次のような点です。
- ある程度自分の好きな仕事を選んで行うことができる
- 営業を自分で行うことなく、会社が行ってくれる
- 時給が高く、年収も悪くない
- 税金の確定申告は会社がやってくれるので不要
- 厚生年金や健康保険に入れる
ある派遣プログラマーの年収は25歳で約720万円だそうです。
これは同年代の会社員やフリーランスのプログラマーに比べて多いほうです。
派遣社員は自分のスキルに合った仕事を選べますから、場合によってはこのように高い収入を得ることができます。
派遣会社と常勤契約を結んでいる場合、仕事によって給与の高低もなく、毎月同じ金額の給与がもらえます。
派遣社員ですと確定申告のとき、源泉徴収のある・なしによって変えるなど面倒くさい計算は会社が代行してくれますから、社員がもらう給与はすでに会社が源泉徴収したもので、手続きは非常に楽です。
ほとんどの派遣社員は自分で確定申告を行う必要がありません。
また、フリーランスだと国民年金に加入するしかなく、厚生年金には入れません。
したがって老後にもらえる年金の額が少なくなりますが、派遣社員は厚生年金に入れます。
また、会社の所属する健康保険組合の健康保険が使えます。
フリーランスの国民健康保険に比べると非常に低額の費用で健康保険が使えます。
このように派遣社員はいいことばかりのようですが、一方、フリーランスほどではないにしても会社員に比べると正規雇用ではないため、いつ仕事がなくなるか分からなくて不安ということが挙げられるかと思います。
ただIT職種の場合、それほど仕事がなくなることはないでしょうし、将来を見越してスキルを日々研鑽していれば、いつかは役に立つようになる機会が来るでしょう。
そのため仕事がなくなることは実質、ないと考えていいかと思います。
派遣の仕事のさばき方
Webプログラマーか、アプリケーションプログラマーかによらず、ITのプログラマーは非常に社会的なニーズが高く、各職場で引く手あまたという状況です。
それだけ専門性が要求される職業だと考えて差し支えないでしょう。
派遣会社が派遣先と結ぶ契約の人月単価も当然高くなります。
このような契約の場合、月単位で行うため、働く時間が自由に取れることもあります。
基本的に労働条件は派遣先の社員に合わせる必要はありますが、例えば休暇などは自由に取ることができます。
また極端な場合、1日の仕事を半日で済ませてしまい、後の半日は自分の好きな仕事を(もちろんこっそりと)行っていてもいいわけです。
当然これは仕事ができる人だけですが。
ただ、仕事の指揮権は派遣先にありますので、与えられた仕事を拒否することはできません。
黙々と成果を出しながら自分で勉強しスキルを蓄えていけばいいわけです。
派遣社員が会社員と比べて強味の一つは、昇進がないことです。
会社員ですと、ある程度の年数が経てばSEとなり、プロジェクトマネージャになります。
昇進するに従って収入も多くなりますので、給料を多くもらうには昇進するしかないわけです。
将来もプログラマーとしてやっていこうと思っても、会社内ではプログラマーにとどまる限り常にレベルの低い仕事とみなされ、給料は上がりません。
派遣社員ならプログラマーとして仕事をしていても単価を上げることができます。
もし今の給料に不満なら、会社と交渉して挙げてもらうこともできますし、もしそれが無理であれば別の派遣会社に変わることもできます。
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